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サルバドールのビーチだってなかなかキレイだし、リゾート気分も十分高まりますが、せっかく近くに島があるのですから、ぜひボートで小一時間のIIlha de Itaparica(イーリャ・ジ・イタパリカ/イタパリカ島)までミニトリップに出かけてみませんか?(直線距離で14キロの位置にあります。)

ビーチの美しさは、正直言って「す、す、すごい!!!」というほどのものでもありませんが、島から見るサルバドールの様子や、島ならではののんびりした空気感など、
そこでしか味わえない楽しみもたくさんあります。

《サルバドールからの行き方》
その1.Lancha Catamarã(ランシャ/カタマラン=小船)で渡る。
ラセルダエレベータを降りたところの目の前にあるメルカド・モデーロを通り過ぎ、海に向かうと、船乗り場の青と白の目立つ建物があります(Centro Nautico)。そこを出発し、島のMar Grandeという地区に到着します。
mercado modero前の船乗り場

そこのチケット売り場(建物右側入り口)で、片道3レアル(注:土日は4レアル)の乗車券を買います。
カタマランは朝5時から夕方6時まで30分おきに出ていて、島までは所要時間約45分。とはいえ、実際はもう少しかかることも多いです。
イタパリカ発サルバドール行きの最終は18:00前後です。乗り遅れないように!

天候や季節によってはちょっと揺れることもありますが、まぁ、1時間ですので、極端に乗り物酔いになりやすい方以外は、酔い止めを飲むほどでもないでしょう。

船はまさに「小船」と言った感じで、50人も乗れば満席でしょうか。
安い料金なので、地元の家族連れなどもよく利用してます。なので、土日は、チケット売り場前にありえないくらいの長蛇の列が出来てます…。
行くなら平日がオススメ。
 
イタパリカ島の船着場(Mar Grande)

その2.Ferry Boat(フェリー・ボーチ=フェリー船)で渡る。
シダージ・バイシャ(コメルシオ)をさらにRiveira(ヒベイラ)方面に進むと、フェリー・ボーチのターミナルがあります(Terminais de São Joaquim)。イタパリカ島のBom Despcho(ボン・デスパッショ、島の北側)に到着します。

基本的にフェリーですから車ごと島へ渡る人が利用しますが、人間だけでも乗車可能です。人間だけなら一人3.40レアル(土日は4.40レアル)。小型乗用車は27.65レアル(土日は38.80レアル)。朝5時から、1時間〜2時間おきに出ていて、最終がサルバドール発23:30、イタパリカ発は23:45となっています。所要時間は約45分。
実際に乗ったことがないので詳細は語れませんが、バルコよりは快適らしい…です。
フェリーボート会社のサイト http://www.travessiasonline.com.br/


カタマランもフェリー・ボーチも、ハイシーズン(クリスマスや年末年始、カーニバル期間など)には数日前に席が売り切れることがあります。
と言うのは、イタパリカ島のみならず、島から陸続きで渡れる「Valença/ヴァレンサ」(Morro de São Pauloというステキなリゾート島行きの船が出る街)へ向かう人も、これらの交通手段を利用するからです。

もしハイシーズンの旅行を考えているなら、早めに(少なくとも3日前くらい)乗車券を購入するといいでしょう。カタマランの事前予約は確か出来ないはず…なので、その場合は、頑張って出発時刻の1時間くらい前からチケット売り場に並びましょう。

《島に到着してからの移動》
フェリー・ボーチで到着した場合、島のボートターミナルから島内各地へ向かう乗り合いバンやバスが出ているようです。(私は利用したことがないので詳細を語れませんが)

カタマランで到着した場合、船着場付近にいるタクシーを利用することになります。個人タクシーが多く、しかもメーター制ではないので、やや戸惑います…。
直接、タクシー運転手と、乗る前に料金交渉をします。行き先を告げると一律料金で30レアル…などと言ってくるので、あまり高いようだと値下げ交渉しましょう。

私が利用した2008年11月時点で、所要時間約20分のConceiçãoビーチまでお願いしたときは、片道30レアルでした。案外高いなぁ…という印象。でも他に手段もないので仕方ないですねぇ。(でも、ぼったくられないように気をつけて下さい。どこへ行くにも相場は20〜30レアルくらいと覚えておいてください。)

なおタクシー利用の場合、帰りの車も予約しておきましょう。各ビーチにタクシー乗り場があるわけではないので、行きで利用した運転手さんに希望時間を告げ、迎えに来てもらうようにするといいでしょう。

タクシーを利用せずに、船着場に近いビーチに歩いていくのもいいでしょう。

《島での過ごし方》
その1.ビーチでのんびり


トードス・オス・サントス湾の中にあるイタパリカ島は、どのビーチも波はおだやかで、海遊びにぴったりです。
バハッカ(飲み物や軽食を出す海の家)があるビーチに行き、のんびりするのがブラジル人の休日スタイルの定番ですね。ボーっと対岸のサルバドールのビル群を海越しに眺めるのも格別です。

ビーチはいくつも点在していて、それぞれ特徴があるようですが、私が実際に訪れたことがあるのは2つだけ。

・Ponta de areia
ボートツアーのグループが多く立ち寄るスポット。レストランや海辺の乗馬などのアトラクションがある。海は結構きれいで、にぎわっているので華やかなビーチ。


・Praia do Conceição
ブラジル最古の教会の一つ、コンセイソン教会があり、それを見るのも興味深い。バハッカもあり、海もおだやかできれい。人は少なめ。漁師もいます。
近くに大型リゾートのClub Med Itaparica(クルービ・メッジ・イタパリカ)があります。



このほか
・Praia do Forte(セントロ付近)
・Praia do Boulevard
・Praia de Ilhota(子連れにいいらしい)
・Praia de Amoreiras
・Praia de Manguinhos
・Praia da Ponta do Mocambo(島からさらに小船で行くらしい)
・Praia de Mar Grande(船着場の近く)
…などなど、いろんなビーチがあるようです。どこがベストなのか私もまだ発見しきれていませんが。


その2.ダイビング、島巡り、釣りなど…

私自身はいずれも未体験なのでわかりませんが、ダイビングや、小船でさらに他の島に渡る島巡り、それに釣りなども人気だそうです。

また、歴史的建造物が残るセントロ地区の散策も興味深いと思います。

イタパリカ島の公式サイトなどでいろいろと調べてみてください。(ポル語なんですけどね…)


多くの人は、とにかくビーチでのんびり。サルバドールの賑やかさ、都会の喧騒を忘れてひたすらボーっと過ごす…というのがイタパリカのようです。

日本人の方も多く訪れていますよ。「イタパリカ」でgoogle検索すると、いくつもブログが出てきます。とても参考になるのでぜひどうぞ。