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トードス・オス・サントス湾の島巡りボートツアー

サルバドールは、
Baía dos Todos os Santos(トードス・オス・サントス)と言う名の美しい湾に面した海辺の街です。市街地から眺める湾の美しさは言うまでもありませんが(ラセルダ・エレベータ脇から見える海は素晴らしいですよね!)、逆に湾から見る市街地もまた素晴らしいし、湾内に浮かぶ小島もそれぞれ表情が異なり、魅力的です。

トードス・オス・サントス湾の島として一番に名前が挙がるのは、一番近いイタパリカ島ですが、
せっかくだから他の島も見てみたい!という方に、一日ボートツアー(9時〜17時の所要時間8時間)があります。
片道3〜4レアルのイタパリカ行き小船に比べると、こちらはちょっと料金高めで、お一人様35レアル。これも時期によって料金変動の可能性があります。

船は、メルカド・モデーロ前の船着場発着で、朝の9:00に出航します。
集合は一応30分前ということになっていますが、私たちは9時ちょうど頃、メルカド・モデーロ内をうろうろしていたらボートツアー企画会社の客引き兄さんに声をかけられ、それから乗船しました…はい、思いっきり9時を過ぎてましたが。
さすがブラジル時間…。

 
100人乗りくらいの小船

さて、船にはポルトガル語の現地ガイドさんが乗っていて、トードス・オス・サントス湾にまつわる歴史の話などをマイクで語ってくれます。フルーツや飲み物もあり(有料ですが)、雰囲気はちょっとした団体ツアーのようでとても賑やか!実際に学生の卒業旅行団体や、企業の慰安旅行団体などが乗ることもあり、そうなるとみんなで歌を歌ったりおしゃべりしたり、かなりボリュームが大きくなることも・・・。

 
フラーデ島へ渡る桟橋

このようなブラジル人の生態を客観的に眺めつつ(笑)1時間半ほどのクルーズを経て、最初の島「Ilha dos Frades(イーリャ・ドス・フラーデス)」(フラーデ島)に到着します。入島税50戦ターボを払い、1〜2時間ほどビーチで遊びます。とてもきれいなビーチですよ!
ここのバハッカでエビのニンニクオリーブオイル炒めやポテトチップスなどをつまみながらビールを飲むのは最高〜。

それからまたボートに戻り、さらに1時間ほど移動して、2島目の「Ilha de Itaparica」(イタパリカ島)へ。イタパリカ島にはいくつものスポットがありますが、このツアーでは、北端に位置するPonta da areia(ポンタ・ジ・アレイア)というビーチに着きます。乗馬や、ポウサーダ(小規模ホテル)に併設されたビュッフェ形式のレストランがあります。ここでランチをとる人が多いようです。レストランのテラスで、カポエイラを見ることも出来ました。

ポンタ・ジ・アレイアのビーチ

ここを夕方4時過ぎに出て、またメルカド・モデーロ前に戻ります。そうそう、夕方になると、風は強まるし波は高くなるしで、結構船に乗るのが大変でした。ビーチから10数人乗りの小さな渡し舟で本船まで移動するのですが、これがもう笑っちゃうくらいに揺れて。波もザブンとかかるので、バッグやカメラなどは濡れないような工夫が必要ですなぁ。本船に乗ってからも、どんどん太陽が沈んでくると、かなり潮風が涼しくなってきて、しかも水しぶきも飛んでくるので、水着オンリーだとちょっと寒くて辛いです。寒がりの方は長袖Tシャツを着るとか、よく海辺で売っている大きな布(パレオ?)、バスタオルなどを体に巻くなど、帰りの寒さ対策をお忘れなく。濡れたままの体で潮風を浴びると、結構、寒いものですよ。

特筆すべきは、帰りの船から眺める夕日です。季節によっては日没前に到着してしまいますが、いずれにせよ、予定到着時刻の5時〜6時といえば夕日タイムです。夕日を浴びる旧市街の古い建物は、海から見ると何ともいえない美しさがあります。

船に乗っているトータル時間が結構長いので、船に弱い人にはちょっと厳しいかな?と思うアクティビティではありますが、確かにビーチはすっごくきれいです。(特にFrades島/下の写真。普段、ここに行くためには、一度イタパリカ島に渡ってから船を乗り換える必要があります。つまり直接この島に入るには、このボートツアーに入るか、プライベートで船をチャーターするくらいしか手段がないのです。)


★2008年11月に家族でこのツアーに参加したときの様子をブログ(ブラジル・サルバドールに暮らす)に書いています。ご参考にどうぞ。