1.発音のこと〜発音(特に人名、地名)で気をつけたいこと |
1.発音のこと〜発音(特に人名、地名)で気をつけたいこと ★レイコさんリエさん注目!!Rの発音にご注意。 基本的には「ローマ字読み」でOKなので、日本人にはなじみやすいのですが…実は例外が結構あるんですよ。もうご存じかも知れませんが、たとえばこれ。 Rio de Janeiro。 リオ・デ・ジャネイロ、って日本では言いますよね。リオのカーニバル、とか言いますよね。 でも、実際の発音は違います。 ヒオ・ジ・ジャネイロ、になります。リオじゃなくてヒオ。 では、日本人のレイコさんがブラジルで名前を呼ばれるとしたら… Reiko → ヘイコ。 リエさんだったら。 Rie → ヒエ。 ヘイコさんとヒエさんになっちゃう。 これは、ポルトガル語では、単語の頭にRが来る場合、ハヒフヘホの発音になるという法則があるからなんですね。Ra Ri Ru Re Roはラリルレロじゃなくて、ハヒフヘホ。 もっとマニアックに言えば、日本語のハヒフヘホの音より、もっと渋いと言いますか、うがいをするときにガラガラっとやる、喉の奥の方で空気をこする感じの音になります。が、そんなのは旅行会話の場合、気にしなくてもいいでしょう。 レイコさんとリエさんが、その音の通りに呼ばれたいなら、名前を書くときには Leiko,Lie というように、Lで書き始めるといいかも知れません。 なお、Rが単語の途中で出てくる場合は、ラリルレロで構いません。 私の名前はKaoriですが、これは普通に「カオリ」と呼んでもらえます。 レストランのことはRestauranteと書きますが、発音は「ヘスタウランチ」となります。頭のRはヘ、途中のrはラの音になって発音されます。ややこしいですね…。 Rについては、もう一つややこしいことが。 単語の途中でRが二つ重なって出て来る事があります。たとえばブラジル式焼肉のChurrasco。これはシュラスコと読みたいところですが、シュハスコというのが正解。でもまぁ、シュラスコで通じますけどね。 ★ヒロシさんハルミさんご注目!Hの発音にご注意。 Rと並んで気をつけたいのが、Hです。 たとえばサンパウロ市内にはHigienópolisという名前の地区があり、素敵な高級ショッピングモールなどがあります。ここに行くためにタクシーに行き先を告げるとき、 「ヒジエノポリス」と言ってはNGです。 「イジェノポリス」が正解です。 サルバドールにはHiper Bompreçoという大型スーパーがありますが、 「ハイパー」とか「ヒペル」と言っても通じません。 「イーペル ボンプレッソ」が正解です。 これは、Hが単語の頭に来る場合、Hを発音しないというきまりがあるから。Ha Hi Hu He Hoはハヒフヘホではなく、アイウエオと読みます。 これもやはり、人の名前にあてはめる場合、ちょっとやっかいなことになります。 たとえば、ヒロミさん。 Hiromi → イロミ になっちゃいます。 ヘイタさんだったら、 Heita → エイタ になりますね。 これらは、さきほどのRを使ってして綴れば、 Riromi 、Reita。 このようになり、ヒロミ、ヘイタと文字通り発音されることでしょう。 ★チバさんチトセさんご注目!「チ」はChi? Ti? あと、名前で言えば、知り合いに「チトセ」さんがいるんですが、 Chitose と書きますよね。 これは、なんと、「シトジ」と発音されてしまいます。 ポルトガル語でchi は、チではなくシ。 単語の最後がeの場合、エ行ではなくイ行に近い音になる…という法則もあるんです。そのため、チトセのセが、シになっちゃう。しかも、単語の途中でsが一つだと、ザジズゼゾって感じで音が濁っちゃうんです。 サシスセソにしたい場合は、sを二つ重ねないといけないんです。はーややこしいですね。 というわけで、チトセ、と読ませる場合は、 Titosse と書くのがいいかな。 ★ブラジル、サルバドール? 細かいようですが、カタカナ読みの「ブラジル」と「サルバドール」…もしかしたら、あまり観光客慣れしていないブラジル人にこのままカタカナ読みで言うと、通じないかも! Brasil は、ブラジゥ。 Salvador は、サウヴァドー。 無理やりカタカナで書くなら、これが近いかも知れないです。 L(エル)の発音は、ポルトガルでは、ル ではなく ウ になるんです。だから、ブラジルじゃなくてブラジウ。サルバ、じゃなくて、サウバ。で、最後はドー「ル」じゃなくて、ドーッ、って感じでなんとなく消えていくような発音がいいかも知れません。 ★ガラナ? ブラジルで誰もが一度は口にし、誰もがきっとリピーターになるであろう飲み物「ガラナ」。 カタカナで書くとガラナでいいんですけど、レストランで注文するとき、カタカナ発音しちゃうと案外通じませんからご注意を。(実際、通じなかった経験が何度もあります〜) これは guaranáと書きますが、ローマ字読みだと グアラナ ですよね。ガラナ より、グアラナのほうがまだ通じるかも。でも、さらに大事なポイントが。 最後のナにアクセントを忘れてはなりません! グアラナー。 最後のナー、のばすのがポイントです。もっとブラジル人に近づくためには、グァを早く言うこと。グァラナー。これで通じなければ、それはウエイターの耳がよっぽど悪いんでしょう!!! アクセントで言えば、お水、água の頭にあるアクセントもきっちり発音しましょう。アグア、ではなく、アーグアという感じで。私は、ポルトガル語のアクセント部分は、単純に音を伸ばして発音すればだいたい通じると思ってます。 ★ブラジル人の名前、ロナルドじゃなくてホナウドよ。 上記に挙げた発音の法則、特にRとかLは、現地のブラジル人の名前にもよく登場します。 名前の途中にRが入る場合は問題ありません。Lで始まるもの、Lに子音がくっついてるものも、普通に発音して構いません。 Maria Pedro Lucas Celia Carolina Carlos → マリア ペドロ ルーカス セリア カロリーナ カルロス でOK。 ただし、名前がRで始まる場合はちょっと気をつけて。 Rita → リタ じゃなくて ヒッタ Rose → ローズ じゃなくて ホージ Ronaldo → ロナルド じゃなくて ホナウド。 英語圏の名前を使うことも多いブラジル人ですが、発音は英語圏のものとは違いますので、そこんとこもご注意を。 Diana → ダイアナ じゃなくて ヂアナ David → デビッド じゃなくて ダヴィ Irene → アイリーン じゃなくて イレーニ …などなど。 ちょっとマニアックだったかしら??? |
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3.自分では口にしないけど、よく言われるポルトガル語あれこれ |