Carnaval em Recife,Olinda 【2010年2月の旅レポート】 1日目:レシフェのカルナヴァル 2日目:オリンダのカルナヴァル |
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★2日目 レシフェと並ぶ人気の、オリンダのカルナヴァル。レシフェ中心部から車でわずか30分足らずということで、レシフェに滞在しながら簡単に行くことが出来るので便利です。オリンダってこんなに近かったっけ?という感じ。サルヴァドールの我が家からペロウリーニョに行くようなもの、感覚的には。 レシフェ2日目、日曜日の午前中にホテルを出て、タクシーで向かいました。バスを待っていたんだけどなかなかオリンダ行きは来なくて、やっと来たと思っても激混みだったのでね… どうやらオリンダのカルナヴァルは大人気みたい。 オリンダ会場の入り口に近づくにつれ、車の渋滞が始まって来ました。激混みバスも次々にやって来ます… 少し歩かないと会場にはたどり着けないよう。ものすごく暑いけど、仕方ない、頑張って歩き始めます。 途中であまりの暑さに、名物「傘型帽子」を購入してしまいましたよ。これ、見た目かなり笑えるけど、実用度は結構高いのよ。長時間かぶってると頭が締め付けられる感じがして疲れるんだけれども。 さてオリンダ。 これまた、もーのーすーごーい人。人。人… 午前11時頃だったんですけどね、着いたのは。狭い通りはもう、人でいっぱい。パレードのメインルートなんて、とてもじゃないけど歩けないくらい。まさに押しくらまんじゅう状態よ。びっくり! こちらのカルナヴァルも「人類みな平等」状態、もちろん無料で楽しめるのはいいんだけど、とにかくすごい人出…。子連れにはつつつらい…。猛暑の中、20キロ近い次男をだっこして人混みを移動する夫は、もう汗だくもいいとこ。 で、こちらのカルナヴァルでは、boneco gigante(ボネッコ・ジガンチ:巨大人形)が名物。その年を象徴する有名人などをモチーフにして毎年作成されるんだそう。今年はマイケル・ジャクソン人形が目玉、と聞いていたので探したんだけど…全然見つからず(涙) いろんな人にどこで見られるのか聞いても、「そういえばテレビで見たよ」「昨日の朝見たよ」「レシフェのガロ・ダ・マドゥルガーダに出てたよ」といろんな答えが… どうやら、お目当ての人形に出会えるかどうかは運次第のようね。残念。 私たちが目撃したのは、政治家風の男女ペア人形とか。 ピエロとか。 郵便職員人形とか(あ、これはレシフェ会場だった)。 ビールの銘柄の一つ、SKOL(スコール)の人形とか(これもレシフェ)。 人形だけでなく、ここで楽しいのはマンウォッチング。普通の参加者の皆さんたちのコスプレがすごいの。グループごとにスーパーマンだの忍者カメだの天使だの、いろんなアイデアの衣装で通りを歩いているのよ。そこまで衣装に凝らない人でも、頭に冠を乗せてたり、カラフルな花飾りを首から下げたり、何かしら目立つ要素を身につけて歩いてるんです。 そういえば、カルナヴァル用装飾品を売るコーナーが、レシフェ会場の一角にありましたね。オリンダの丘の上のお土産屋さんでも、ちょっとした羽根飾りなどを見かけました。ということで現地調達組もたくさんいるのでしょう。ええ、もちろん私も旧市街デザインのカラフルティアラを500円で購入し、つけて歩きましたわよ。 パレードの中には、カポエイラグループのビリンバウ演奏隊があったり、パーカッションメインの、ペロウリーニョにいそうな感じの太鼓隊があったり、伝統的な金管楽器入りのフレーヴォ隊があったり、なかなかバラエティ豊かで楽しいです。に、しても、とにかくすごい人混みなので、一緒について歩いて踊るというのは子連れにはややしんどいですな…。 なので、広場の一角に陣取って、過ぎゆくパレード隊を眺める感じで過ごしました。 パレードの途中に、なぜか女性用ショーツを売り歩く男性たちが… 売り歩くと言うか、看板には「売ります、交換します」と書いてありますけど… パンツの交換って…。そんな人、いるのか????? (ま、ジョークなんだろうけどね) レシフェに比べると、道路も狭いし、坂道も多いし、まぁとにかく人が多い印象のオリンダ。聞くところによると、観光客の数がものすごいんですって、こちらは。確かに、地元密着度はレシフェの方が高かったなぁ。ということはレシフェの方が危険な香りだったというわけで…(しつこいって) そして炎天下、容赦ない日差しの中のパレード、人混み。とにかく暑すぎます!思い出すだけで暑いです! でも、これがカルナヴァル。明るいうちから大騒ぎするのが、オリンダのカルナヴァルなんですね。ここも、夜型のサルヴァドールとは違う点ですね。 通りの雰囲気、街並みの感じ、パレードの内容なんかは、サルヴァドールのペロウリーニョ会場とかなり似ている気がしましたけどね。 通りに出ていた露店…日本の祭りみたいだ さすがに暑さに疲れ、人混みに疲れ、そろそろレシフェに帰ろうとタクシーを探し歩いたら…全然タクシーがいないよ! いても全部すでにお客さんが乗ってるよ! 一体どこがタクシー乗り場なのよ??? かーなーり歩いて、ようやく奇跡的に1台空車を発見、すかさず乗り込みます。聞くと、タクシー乗り場は一応向こうに存在するけど、空車なんて一台も止まってないとか。結局、奇跡的に空車を発見するしかないんだとか。 うーん、これだけの観光客が集まるカルナヴァルなのに、そのへんの対応がまだまだだなぁ、オリンダは。もう少しシステマティックになってくれてもいいのに、と思える点がまだまだありましたね。 ま、それはサルヴァドールにも言えることですけれども。 こんな感じで、駆け足の1泊2日レシフェ・オリンダのカルナヴァル体験をして来ました。子連れだったので、夜のビッグアーティストのショウとか、最大イベントのガロ・ダ・マドゥルガーダを体験してないので、全体の50%くらいしか見てないと思うけれど、それなりに楽しめましたよ。 これで一応、リオ・サルヴァドール・レシフェの3大カルナヴァルを制覇したことになりますが、それぞれ特徴があって、全然異なるタイプだということが良くわかりました。どれが一番いいかと言われると…難しいけれど。 とにかくお金を節約したい人には、レシフェ。 豪華絢爛なスペシャルショウを鑑賞したい人には、リオ。 自分が踊って馬鹿騒ぎしたい人には、サルヴァドールをお勧めしましょう。 …という結論で、よろしいかしら? Topに戻る |