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サルバドールから内陸に向かって約500キロに位置するChapada Diamantina。台地を意味するシャパーダと、ダイアモンドを意味するヂアマンチーナ。その名の通り、かつてはダイヤの産地として栄え、何億年もの年月をかけて形成された幾重にも折り重なる地層の台地が続く場所…。ブラジル全土を見渡しても、こんな光景はちょっとお目にかかれないほど、独特な姿だ。大自然そのままの状態を楽しむため、人間にとってはちょっとハードな部分もあるけれど、それがまたワイルドで楽しい。本格トレッキングに挑戦したい人も、冒険心が芽生えはじめた少年少女も、それぞれのレベルで楽しめる各種コースがズラリと揃っておりますよ。
では具体的にどんなことが楽しめるのか、具体的にご紹介しましょう。

【2009年5月初旬、我が家が初めて訪れたシャパーダ・ジアマンチーナ2泊3日の旅レポート】

1日目:レンソイスの街から歩いて巡るプチアドベンチャー、Serrano ミニトレッキング
2日目:車+徒歩でシャパーダの名所(北部)を一通り巡るツアーに参加
3日目:天然の岩でできた滑り台で滝すべりに挑戦
レンソイスの宿とレストラン

★概要

シャパーダ・ジアマンチーナは、広さ実に70548kuを誇る巨大な国立公園。地形の奇妙さと美しさが人気のエコツーリズモスポットとして人気。
またこのエリアでは17世紀ごろから金が発掘され始め、19世紀半ばにはダイヤモンドが発見された。
当時、多くの人がこのエリアに入植し、レンソイスの街はバイーア州第3の都市にまで成長した。
そのころ建設された立派な教会や邸宅、石畳の道路は現在も残されていて、オーロ・プレットやパラチーの街を小さくしたような可愛らしい風情が魅力的だ。

なおダイヤモンドの採掘は1985年に禁じられ、同時にこの年、国立公園に指定された。

★観光のしかた

まずは拠点の街を決めよう。

初心者には、界隈で一番大きくて各種観光用施設が充実している「Lençois(レンソイス)」がおすすめ。
車で観光スポットまで移動→プチトレッキングで名所にたどり着く…という、体力的にも初心者向けのコースが揃う。
ここだけを楽しむなら、1泊2日、2泊3日程度でもOK。


このほか、Vale do Capão(ヴァリ・ド・カパォン)、Andaraí(アンダライー)、Mucugé(ムクジェ)など、
こぢんまりとして趣のある街も魅力的。
それぞれ、上記レンソイスから数十キロ離れていて、最寄りの観光スポットも変わってくる。
これらすべてを網羅したいなら、やはり最低1週間はないと厳しいかも…。


http://www1.folha.uol.com.br/folha/turismo/americadosul/brasil-chapada_diamantina-mapa_dos_pontos_turisticos.shtmlより地図を拝借。

★行き方

その1:サルバドールから長距離バスに乗る。

Shopping Iguatemi近くにあるRodoviária(ホドヴィアーリア、長距離バスターミナル)から1日数本、シャパーダの玄関口となる町「Lençois(レンソイス)」行きのバスが出ています。運賃は片道R$48程度。エアコン、トイレ付。座席はそれなりに倒れるのでまぁまぁ快適。所要約5〜6時間。

その2:サルバドールから飛行機。

しばらく休止されていたが、最近(2009年5月)運行再開されたらしい。バスの3〜4倍する運賃だけど、所要1時間弱というのは魅力的…。週に何度かの運行とか?

その3:個人的に車をチャーターする。

市内の旅行代理店に相談すればプライベートツアーを組んでくれる。人数がそれなりに多ければ、バス移動より割安になるかも?