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Porto Alegre-Gramado-Canela
【2009年11月下旬の旅レポート】
1日目 長旅を経てポルトアレグリ→アジサイであふれるグラマードへ
2日目 ブラジルナンバーワン?のスパで至福のひと時…夜は「クリスマスのおもちゃ工場」鑑賞
3日目 「サンタ村」、フォンデュ、そして夜の極上スペクタクル鑑賞
4日目 隣町カネーラで自然を満喫&子供大喜びのアドベンチャーパークへ
2日目 至福のスパと、クリスマスのおもちゃたちのショー

 今日は午前中、私一人で至福のスパへ…。宿には子どもたちの遊び相手をしてくれるシッターさんがいるので、半日ほどの贅沢な時間をいただくことに。
ここグラマードにあるKurotel(クロテウ)というホテルには、南米でも有数と言われる質の高いスパがある。そして去年、独立したスパセンターも完成し、ますます乗りに乗っているのだ。つい最近はブラジルの有名な女優Xuxa(シュッシャ)も撮影のためにこの街を訪れ、宿泊先はここを選んだのだそう。




事前に電話で希望のコースを予約しておいたので、スムーズに入れるもの…と思いきや、受付のお姉さん、「聞いてませんけど」みたいな顔をしている。ちょっとこれは心配な予感…。
でも別のお姉さんが来てPCを再度確認し、どうやら予約は入っているということで確認がとれたらしく、ちゃんと脱衣場に通されました。ホッ。
そこで水着に着替え、バスローブを着て、まずは個室になっているお風呂に案内されます。泥の成分が入った、ちょっと赤茶色でぬるっとしたお湯に20分浸かります。あぁ、バスタブに深く体を沈めるのはいつぶりだろう…。快適。


続いてプールに一人で入ります。打たれ湯あり、流れる部分あり、ジェットバスありのバラエティに富んだしくみがうれしい温水プール。ここでまた15分ほど、水のマッサージ効果を楽しみます。

そしてまた個室のお風呂へ。今度はソルトバス。塩をたっぷり入れたお風呂だそうで、これまた香りが爽やかで気持ちいい…。また20分浸かって、水シャワー(かなり強め)を浴びて、ここのセクションは完了だそう。
その時点で11時半過ぎ。次のマッサージの前にランチをどうですか?と言われたので、勧められるがままに着替えてホテルのレストランへ。
本来は、同施設内にレストランエリアがあるんだそうだけど、今日は特別展示をしているために営業していないと。と言うわけで思いがけずホテルのレストランへと行ったわけであります。
これがとっても素敵でウットリ…。
グラマードは全体的に素敵でウットリなんだけど、このホテル、格別ですね。内装がゴージャスながらシックな感じで、ほどよくクラシック。レストランも、窓を大きく自然光をたっぷりと採るつくりで、明るく爽やか。とても気持ちよくランチタイムを過ごすことが出来ました。

驚いたのが、メニューはなく、黙って席についていたら次々に料理が運ばれて来ること。いわばコース料理ですな。そしてどれもが非常にヘルシーです。量もお上品だし。そして、なぜか飲み物のオーダーを取りに来ないのが不思議で、思わず「お水ありますか」と聞いちゃったら…。「ここは水分を一切お出ししないんですよ」ですって。
聞くと、料理は週間メニューが決まっていて、毎日きっちりとカロリー計算をして作られているんだそう。なるほど、食事まで含めて療法というとこなんですね。そこまで徹底しているとは、ちょっと驚きです。この調子で1週間くらいカンヅメになったら、快適に減量できるのかも…。だって料理はヘルシーながらどれも美味しかったんですもの!
(でも水分を出さないってのはどうかと… お風呂でさんざん発汗したわけだし、食べ物だってのどに詰まりそうになるよ〜)


そしてしばし食後の休憩をしてから、午後のマッサージへ。
そう、今日は「セルライト」と「リラックス」の二つのコースを予約しているはず。まずは「セルライト」とのことなので、お姉さんに導かれるままに部屋へ…
さてこのケアは、セルライトを刺激して減らしましょう、スリムになりましょうというコース。ブルブル振動するマシンを太ももやらお腹やらに当てて、セルライトを動かしているようでした。軽く痛い感じ。そして背中は温熱マット、お腹や太ももの上には冷却マットという極端に温度差がある状態のまま15分ほど横になり放置され、終了。
まぁ1回くらいで効果が出るとは思えないけれど、ブラジルでの初めての美容エステ体験(今まで経験したのはハンドマッサージでリラックス系)。これもまたいい経験であったと…。


続いてハンドマッサージ♪これが楽しみなのよね♪
と思って待っていたら、お呼びが全然かからない。おかしいなぁと思って受付に確認すると、「今日のメニューにそれは含まれてないですねぇ」と。ならば今から追加でお願い、と言ってみたところですでに今日は予約が一杯で無理と…。やってくれましたね予約を受けてくれた兄さん。私のポル語が怪しかったのかも知れないけど、予約が入ってなかったなんて、かなり残念。せっかくここまでいい気分で過ごしたのに、ちょっとトーンダウンで施設を後にしました。
総合的には良かったけどね。予約内容には十分注意しましょうねぇ。なんせ、おびただしい数のメニューがありますから…。


宿に戻ると、子どもたちは元気にシッターさんと外で遊んでいました。この宿、敷地がとても広くて、アヒルがいる池があったり、牛やウサギやポルキーニョ・ダ・インジア(モルモットみたいな小動物)がいたりして、ちょっとした動物園気分が楽しめるの。なぜか赤い鳥居や、ミニサッカー場、ビリヤード室もあったりして、どこにも観光に出なくても子どもたちはここにいるだけで満足!という感じの宿でありました。


しばらくして今度はセントロへ。今日は夜9時半からのショーをひとつ予約してあるのです。その前に街で食事をしようと思って、夕方5時半ごろ宿を出発。


まずはPraca do Natalでクリスマスグッズの屋台を見たり、パパイノエルと写真を撮ったり。普段は小公園なのが、このイベント期間中はクリスマス一色に染まるんですね。そして子どもが喜ぶミニ遊具も…たとえば小さいメリーゴーランド、豆汽車、コーヒーカップなど…これがしっかり有料、しかも一回5レアルもかかるので何度も繰り返し乗せてやるわけにもいかないんですが。でも子どもたちは大喜びです。


氷ではなく、樹脂のフロアの上を滑るスケートもありました。しっかりヘルメットにひじ・ひざ保護のプロテクターもセットでレンタルしてくれ、30分間ひとり40レアル…って、これもいいお値段ですけどなかなかの人気。私も滑ってみたかったなぁ、正直。氷の感触とどう違うんでしょう。ちなみに息子たちは氷の上でのスケート経験がないので、どんなものか知らず…これが初体験ということになりました。



一日に数回、小さな人形劇(テーマはもちろんイエス様の生誕)が上演され、それは無料。開始30分前からすでに観客が集まり、大盛況でしたよ。うちの4歳児も、人形たちのコミカルな動きにくぎ付けで、その場から去るのが大変でした。
だけど夕食を食べないと次の予定に間に合わない時間になったので、だっこで強制送還(笑)




そういえばこの広場には、ドイツ移民のおばちゃんたちが窯焼きでパンを作るコーナーがありました。そこで即売しているの。窯から出てきたできたてアツアツのソーセージ入りパンは、とても素朴な味がして美味しかったです。子どもたちも喜んで完食!
週の後半だけここに来てパンづくりの実演販売をしているそうですよ。クリスマスシーズン以外にもやっているということです。

夕食…どこで何を食べるかはこの街では非常に悩ましいのであります。イタリア系、ドイツ系が充実の街らしく、そちら方面の良さげなレストランが豊富にあるうえ、Galeteria(イタリア式焼き鳥屋)やCafe Colonial(カフェ・コロニアウ、軽食食べ放題)といったここならではの飲食形態もあり、数少ない滞在・食事回数の中、何をセレクトするか本当に悩むところ。食いしん坊は辛い、であります。
そしてこの日は、イタリア式焼き鳥屋を選びました。詳細はレストラン・宿のコーナーにてご紹介。

たっぷり2時間近く夕食を楽しんだ後(子どもたちは遊び疲れて、後半イスの上で眠っていたけど…)、タクシーで本日の夜のイベント「Fantastica Fabrica(ファンタスチカ・ファブリカ…クリスマスのおもちゃ工場)」へ向かいます。セントロから少し離れた湖の近くに設けられた特設ステージで行われる、一種のミュージカルショーです。
事前にチケットを予約していたんですけど、これが、エリアのみ指定の自由席状態で…開始10分前に着いたらもうほとんど満席!
仕方なく1階席の最後列に座るしかなく…全然ステージが見えないではないですかっ!!!


ここの客席の作りがもう最悪で、かなり広い面積にもかかわらず、1階席は平面なの。段差が皆無なの。そうなると、1階席の最後尾なんてほんとに人の頭の波しか見えませぬ…。
そんなことなら、もっと後ろにはなるけれど、2階席(階段状)の方が絶対いいです、はい。


さて舞台はほぼ定刻9時半にスタート。さすが南部?さすが子連れ・孫連れイベント?遅れがないのはありがたいですね。
最初に一人の男の子が登場し、クリスマスに願いをささげるシーンから始まるのですが…美しいボーイソプラノの声は聞こえど、よく見えませぬ…。大人の私でやっと見える程度なんだから、7歳児と4歳児に見える範囲なんてのは本当に少なく…
いまいち楽しめてないんですけど、息子たち(涙)



それでも、舞台はきらびやかに、なかなかのクオリティを持って進行して行きます。おもちゃの兵隊扮したダンサーたちの動きはキビキビと上手だし、途中、サーカスのような吊り輪ショーもあったし、単なるミュージカルではない、魅せる演出が随所に。さすが、一人50レアルの入場料を取るだけあります。ちなみに子どもも同額ですから、このショー。これに限らず、ナタウ・ルースのイベントすべてにおいて入場料は大人子供同額…ということで子だくさんの方は出費覚悟でお出かけ下さい。



子どもたちは、良く見えないのと遊び疲れて眠いのとで、ショー開始1時間もたたないうちにグダグダがピークに達してしまい、後ろ髪ひかれつつ席を立つことに。そして出口付近からステージを見ると、なんだ、こっちから見るほうがよっぽどよく見えるではないの!
このステージに関しては、後方センターより前方サイドのほうが数倍良いです、と断言できましょう。はい。



3日目 「サンタ村」、フォンデュ、そして夜の極上スペクタクル鑑賞 へ