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Campo Grande-Bonito
【2009年10月中旬の旅レポート】
1日目 長い移動と、代理店での交渉
2日目 ゴムボートでフォルモーゾ川下り、青の洞窟湖へ
3日目 ボイア・クロス(浮き輪で川下り)と、スクリ川シュノーケリング
4日目 世にも美しい「天然水族館(アクアリオ・ナトゥラウ)」
カンポ・グランジ、ボニートのレストランと宿

ボニート1日目。

学校は連休だけど会社は通常営業、ということで今回の旅行は私と息子たち二人だけで一足先にサルバドールを経ちました。一日ずれると、驚くほど飛行機運賃が安くなるのもあって、母子3人旅に。

サルバドール→ブラジリアへとまずは1フライト、約1時間45分の旅。これはまぁ30分強遅れで順調に。ブラジルで1時間以内の遅れは遅れたうちに入りませんから(笑)まぁ、順調と言える範疇…。
しかしブラジリア→カンポ・グランジがひどかったのです。予定時刻22時半のフライトなのに、まったく飛ぶ気配、なし。フライト予定案内の電光掲示板には一向にconfirmado(時間確定)の文字は現れず…。

でもcanceladdo(フライト取りやめ)にはなっていないから、いつかは飛ぶだろう、というかもうここまで来たら待つしかないので、ひたすら、深夜のブラジリア空港で待ち続けるカンポ・グランジ行きのお客たちであります。長い長い待ち時間、本当につらいもので。搭乗手続き後の待合所だから、軽食カウンター程度しか食べ物を買えるところはないし。レストランとかラウンジがあればねぇ…。それか、いったん外に出ちゃえば良かったか…
それにしても日本ならこういう場合、遅れている理由をアナウンスするのが普通でしょう?それが、ここは全くないんですよ、一体全体どうして数時間も遅れているのかの知らせが…。

 
ブラジリア空港の待合ロビー、パソコン人口の高いこと!

結局、飛行機が飛んだのは日付が変わって午前0時半。
思わず機内クルーに「どうしてこんなに遅れたの!」と聞いたら、「リオの空港が大雨で封鎖されていて、機材が回らなかった」とのこと。
空港閉鎖なら、ほかの航空会社の運行にも影響を及ぼすだろうに、不思議なことに、大幅な遅れが出ているのは我がGOLだけでありましたよ。どういうことなんでしょうかね、ホントに。だからGOLにはなるべく乗りたくないのだけれど…時間帯と値段によっては、どうしても選ばざるを得ないのであります。

まぁ、遅れはしたけれど、目的地まで到着して良かった良かった。かつて、待った挙句にその便は飛ばなくなった…という最悪の経験をしているから、今回はまぁ良しとしましょう。

それにしても、カンポ・グランジ空港に着いた時、私の時計はもう午前3時を過ぎていてびっくり。だけど携帯の電源を入れて時間を見たら、私の時計より1時間遅くて、まだ午前2時過ぎだったのでまたびっくり。
そういえばこの州は時差があるんでした。ブラジリア時間より1時間遅いのです。ということでなんとなく得した気分、1時間余計に寝ていられるわ〜と、嬉しくなってホテルのベッドに入り込みました…


翌朝、私だけ早起きをして、ホテルから徒歩1分の長距離バスターミナルへ行ってボニート行きのバス乗車券を購入。一応、連休なので、満席だと困ると思って。
そしていったんホテルに戻り、朝食をとり、荷物をまとめてチェックアウトしてバス停へ向かいました。乗車するバスはマイクロバスで、ターミナル内ではなく、ターミナルからすぐの幹線道路沿いのバス停から出発すると聞かされていたのでそこまで歩いて。なんせ徒歩1分ですから楽々です。
バスは意外にも満席ではなく、8割ほどの席が埋まる程度。そんなことなら3歳の次男の分はチケット買わなくても良かったかも〜、とちらっと思ったり。でも席なしで3歳児を5時間もひざの上というのはあまりにも厳しいので、バス旅では必ず家族全員分席を買います。バスは子供料金がないのが残念だけどねぇ。



バスは、広大な牧場風景の中、整備されたきれいな道をずんずん走ります。なかなか快適。大型バスに比べたら座席が狭くて乗り心地はイマイチだけれど、マイクロバスタイプは、途中の小さな町のバスターミナルに立ち寄ることなく、1度だけドライブイン(Tuiuiuという名前だった)で小休止するだけでボニートに到着しました。これはスムーズ。(帰りは大型だったから、2時間も余計にかかったもの

午後1時過ぎにバスターミナルに到着し、さてここから宿へはタクシーだよね…と思い、チケット売り場のお姉さんにタクシーを呼んでもらって乗り込みました。で、宿の名前を告げると、「その宿、今は名前が変わっているはずだし、ここからすぐだよ」と怪訝そうな顔。
うーん、確か事前にメールで予約したときは、バスターミナルからタクシーが便利と言われたような気がしていたんだけど…しかも宿の名前が変わったなんて一言も聞いてないけど…

とりあえずその住所に連れて行ってもらったら、ほんとにバスターミナルからすぐでびっくり。徒歩3分ってところか、わずか1ブロックしか離れていなかった…
そして宿の看板には、見たことも聞いたこともない名前が出ていますよ。私が見たサイト、私がやりとりしたメールの相手は、Rosa Roseだったんですけど。RosaのRの字もないのよ。
しかし住所はあっているし、私の名前で予約も入っていると言うし。いや私の名前じゃなくて、KAUL名になってたけど。どうして名前を間違うんだろう、メールで明記しているのに。電話で告げて間違ってスペルアウトされるならまだしも、文字でちゃんと伝えているのにどうして間違うのよ…。

それはいいとして、宿名が違うなんて、そんな重要なことをどうして事前に一度も知らせてくれないのでしょうか。不思議すぎます。
ちなみに私とメールのやり取りをしていた女主人は、家族が事故にあったとやらで宿には滞在中一度も訪れず。文句を言うことも出来ませんでした。は〜、だからブラジルって…と久々に実感させられる体験。

そしてこの宿、ほかにも重要なポカをやってくれてました。
それは、オプショナルツアーの予約代行ミス…

宿の予約と同時に、ボニートでのツアーをメールで申し込んでいたんですよ。家族全員が到着して日曜日の午前中に青の洞窟湖、そして午後にスクリ川のシュノーケリングを。どちらも人数制限ありの人気ツアー、だからこそ事前に予約していたのよ。
それが、一日間違えて、土曜日の予約になっている返答メールが来たのね。だからすぐ訂正してもらうよう、メールが来た直後に電話で連絡したのよ、宿に。電話に出た相手はメールの女主人じゃなくて、男性スタッフだったけどね、内容を告げたら「わかりました、変更しておきますからご安心を」と言ってくれてたのよ。

そ・れ・な・の・に!

いざ宿に着いて確認すると、やっぱり日付間違えたままの予約になっているじゃないのよ!
土曜日じゃ全員揃わないからツアーに出られないって言ったでしょうよ!
と、吼えてみたら、
「今から代理店に行って変更を申し込めば大丈夫ですよ」と軽々しい返事。もちろん、すみませんの一言もなし。さすがブラジル人。

ほかのツアーの申し込みもしたかったから、とりあえず代理店に行って事情を話すも…
さすが連休中。希望の日曜日のツアーはすでに満席という。
どーしてくれるのよ!!!
ダンナのボニート滞在は土曜午後と日曜日まるまる1日しかないのよ。どうしてもはずせない青の洞窟に、日曜に行けないってどういうこと!!!

久々に燃えましたよ、ここの交渉。結局、宿が代理店に変更内容を伝えてなかったことが原因であって
代理店自体は悪くないんだけどね、燃えました。
そして、代理店から宿に電話してこの状況を話し、なんとか落とし前をつけてくれ!と訴えました。しまいには代理店に受話器を渡し、宿とやりとりしてなんとかしてくれと無茶なお願いまでしました。
だって、青の洞窟に行けないなんて許せない…

と、宿と代理店とでどんなやりとりがあったかはわかりませんが、
なんと、土曜の午後に青の洞窟、日曜の午後にスクリ川に行けることになったのであります。当初の希望通りではないけれど、なんとか青の洞窟に行けることになったのはありがたい…。
ここでの交渉に1時間強を要してしまったけど(完全に時間のロス)、ま、結果オーライってことで。

ところでこの日のランチは、子供たち二人とともに、ボニート市街で適当に入ったレストランで地元の川魚「ピラプタンガ」のグリルを。あっさりした白身魚で、まぁまぁ美味しい。
そのお店では、カピバラやワニやイノシシ?などの肉を売り物にしていたけれど、いきなりワイルド系もちょっとね…と思って魚にしておきました。


パンタナル地方で良く見かける「動物公衆電話」、ボニートにも健在でした。魚はあまり電話向きじゃないと思うけど…無理して立たせなくても…。
オンサ(ブラジルのヒョウ)がさりげなくおりの中にいるところが高ポイント。



2日目 ゴムボートでフォルモーゾ川下り、青の洞窟湖へ