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1.サルバドールのカーニバルって?

実はサルバドールのカーニバルのしくみというのは、ちょっと複雑で初心者には難しい。
来年行ってみようかな〜、と思っている人のために、少しばかり詳しく書いておきたいと思う。

世界的に有名なリオのカーニバルと、サンパウロのカーニバルはほとんど同じタイプ。複数のサンバチームが優勝を競い合うコンテスト形式で、踊り子として参加したい人は事前に衣装代を支払って歌や踊りを練習し、当日参加する。

そして観客は「チームに対するチケット」ではなく、「開催日に対するチケット」を買って鑑賞する。つまり、自分の都合のいい日程のチケットを買うだけだから、選択肢は少なく、それほど迷うことなく買える。

ところがサルバドールは、リオやサンパウロのカルナヴァルとは全く別物

そもそも音楽が「サンバ」ではなくて「アシェ」という全然別のジャンルのものが中心。そこに「アフロ系」や「レゲエ系」などが加わっていて、まぁとにかく「サンバ」とは全く違うものである。

そしてパレードは公道を使って行われる。リオとサンパウロでは、専用の特設会場で行われる。
もちろん公道はパレードのために厳しい車両規制などがかかって歩行者天国状態にはなるけれども。

コースは3種類。
・Cirtuito Batatinha ペロウリーニョ付近。小規模で昔ながらのパレードが無料で楽しめるコース。子連れも多い。
・Circuito Dodo(Barra/Ondina) バッハ要塞をスタートし海沿いをオンジーナのホテル群まで行くコース。夜が多い。
・Circuito Osmar(Avenida) カンポグランジからセントロに向かい、カストロ・アルヴェス広場で折り返す。昼から夕方。



Barra/Ondinaはこんなルート。


AvenidaとBatatinhaはこちら。


紫のコースがBatatinha、黄色がAvenidaです。

私がかつて熟読し、大変お世話になった旅行雑誌より地図をお借りしました。(この本。2007年の2月号)

華やかな衣装に身を包んだ何千人もの踊り子が主役のリオやサンパウロと違い、サルバドールのパレードの主役は、「Trio Eletorico(トリオ・エレトリコ)と呼ばれる巨大なトラックの上で歌うアーティスト達。彼らが、パレード中の約3時間ほど、ひたすら歌を歌い続ける。そう、さながら野外移動コンサートのように…

で、観客はどうするのかというと、好みのアーティストが乗っているトラックの前後にくっついて一緒にパレードする→このスタイルのことを「Bloco(ブロッコ)」という。

もしくは、YOSAKOIソーランの桟敷席のように(札幌の人しかわかんないか?)、沿道に設けられた特設観客席にて、過ぎ行くトラックをいくつも鑑賞する→Camarote(カマロッチ)という。
下の写真で見ると、地上で万歳している人たちがブロッコ参加者。左上の看板の上の方に上半身だけ見えている人たちがカマロッチ参加者。


これらブロッコとカマロッチの選択肢が数え切れないほどあるのだ。

そもそも会場が大きく二つに分かれていて、セントロをぐるっと回る「Campo Grande/カンポ・グランジ」会場(Osmar/オズマールとも呼ぶ)と、ビーチ沿いを練り歩く「Barra・Ondina/バッハ・オンジーナ」会場(Circuito Dodo/シルクイト ドドーとも呼ぶ)がある。そのどちらにするかで迷い、今度はブロッコかカマロッチかで迷い、ブロッコにする場合どのアーティストのトラックを選ぶか迷い… という具合。

なんかややこしいですね。
以下、Central do Carnavalというサイトにあった価格表なんですが、このようなチャートになっています。縦軸がブロッコ名、横軸が曜日(木・金・土・日・月・火の順)となっていて、最後のTodos os diasというのは開催日前日参加の料金です。
恐るべしは2行目のCAMALEÃO。Dom(日曜)とTodos os diasのESGOTADO!というのは完売ってことなんですが、それだけ大人気ってこと。さらに料金を見て下さい。840レアルって、いま(2009年1月現在)1レアル40円ですから…3万3600円ですよ一名の1日の参加料が!!!
空欄になっているところは、そのブロッコが出場しない日です。




さて、さらにわかりにくいことに、ブロッコ名イコール歌手名ではないのです。上記のどこにも「Ivete Sangalo」「Chiclete com Banana」といったアーティスト名がないですよね?
これはつまり、ブロッコがスポンサー名みたいなもので(実際にはスポンサーではないけど)、たとえばサントリーのブロッコにサザンが入って、キリンビールにはドリカムが入って歌う…といったようなニュアンス。誰がどこに入るかはその年によっても違ってきます。去年はドリカムはキリンだったのに今年はアサヒだ…とかね。
これもサイト上でチェックする必要があります。(該当サイトについては「2.参加するためにはどうしたら」を参照下さい。)




たとえば、EVAというブロッコに「VANDA EVA」が乗ったり、TIMBALADAというブロッコに「TIMBALADA」が乗るのはとてもわかりやすいのでありがたい。
でも、こんなふうに、ブロッコ名と歌手名が全く一致しないものも多い。


CAMALEÃOというブロッコに「Chiclete com Banana」が乗ったり、そうかと思えば彼らは火曜日にはVoa Voaというブロッコに乗るんですね。なお前者の料金は840レアルなのに、後者は430レアルですよ。っていうか彼ら、火曜日はダブルヘッターなんですね?す、すごすぎます…。

ま、好きなアーティストが決まっている場合は、迷わずその人に着いて行けばいいですね。
決まってない人は、今から各アーティストの様子をYoutubeなどで見て、お気に入りを見つけましょう。もちろんお値段から選んでもいいでしょう。トラックについて踊り歩く…というスタイルは、値段に関わらずどのブロッコも同じことをするわけですから。要は歌手のネームバリューで値段が決まってるようなものですから。(以下の動画はカーニバル全体の様子がよくわかるので掲載しました。音もいいし。曲はイベッチの大ヒット曲「Fevereiro(2月)」。)

2.参加するためにはどうしたら?
3.サルバドール参加レポート(2007年2月18〜20日)
(1)熱狂に包まれたサルバドールへ向かう(一日目移動編)
(2)サンバじゃないカルナヴァル…初心者には難しいサルバドール?(一日目チケット購入編)
(3)海沿いのお値打ちホテルは眠れぬ夜(一日目宿泊編)

(4)家族で市内観光へ〜歴史地区を歩く(二日目観光編)
(5)ダニエラ・メルクリと踊る夜…馬鹿騒ぎのブロッコ(二日目パレード参加編)
(6)バイアの人気歌手続々登場!のカマロッチ体験(三日目パレード鑑賞編)