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A reportagem da minha
participação do carnaval 2007
カーニバル2007
参加体験レポート
1.サルバドールのカーニバルって?
2.参加するためにはどうしたら?
3.サルバドール参加レポート(2007年2月18〜20日)
(1)熱狂に包まれたサルバドールへ向かう(一日目移動編)
(2)サンバじゃないカルナヴァル…初心者には難しいサルバドール?(一日目チケット購入編)
(3)海沿いのお値打ちホテルは眠れぬ夜(一日目宿泊編)

(4)家族で市内観光へ〜歴史地区を歩く(二日目観光編)

一夜明け、朝食をホテルで済ませた私たちは海沿いを散歩し、バッハ要塞へ。

通りは、昨夜の喧騒がウソのように静まり返り、路上で疲れ果てて寝ている行商人や、役目を終えた山車トラック(トリオ・エレトリコ)の移動風景が見られた。とにかく、まったりしている朝。空も曇っている。今日は雨になるかも…。

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バッハ要塞は、ホテルから歩いて7分ほど。サルバドール市内観光の名所としても名高いようだ。

内部は海洋博物館になっているようだが、今回は外観をさっと見ただけ。観光客もちらほらいたようだけど、やっぱり今は、観光よりカルナヴァル一色という感じかな。

そのあと、案の定雨が降り出したので、近くでタクシーを拾ってペロウリーニョ地区:いわゆる歴史地区へ向かった。

かれこれ10分ほど走っただろうか、結構遠いのね…海岸地区から歴史地区って。カルナヴァル期間中だから、多少遠回りせざるをえなかったのかも知れない。それでも料金は15へアイスで済んだ。

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さて歴史地区はサルバドール観光の目玉とも言えるだろう。よく写真で登場する、カラフルな壁のコロニアル調な建物が軒を並べ、石畳の坂道が旅情を誘う。

そして今はカルナヴァル。街のあちこちに装飾が施され、可愛く彩られていた。曇り空が残念だったけど、浮き足立った街の雰囲気はとても心地よかった。

露店があちこちに出ていて、パレードに参加するための準備をしている人たちもたくさんいた。

とりわけ目立っていたのが、白とブルーの衣装がまぶしい男性陣…(Filho de Ghandi:ガンジーの息子 という名前のグループだと後でわかった)

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何ともいえない庶民的なムードに、あぁ、バイーアだなぁと実感。

ホテル前の通りでは少なかった幼児連れの家族も、ここにはたくさんいた。しかも小さい子供達がドレスや仮装服で着飾っていて、とても可愛い!ここは子どもが主役のカルナヴァル会場なのかな。

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歴史地区といえばエレヴァドール(エレベータ)である。サルバドールの歴史地区は、上町(cidade alta)と下町(cidade baixa)に分かれていて、ラセルダというエレベータで結ばれている。

私達が最初に着いたのが上町。今度はエレベータで下町に下りた。ちなみに料金は無料だった。(普段は5センターボ)


そしてメルカド・モデーロへ。ここは、楽器やTシャツや小物などの小売店がぎっしり詰まったお土産市場。ちょっとした軽食屋もあるし、奥にはカポエイラの実演場もある。

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しかしこのカポエイラ実演… 動きはまったりとしてて、それほど「おおお!」という感じではない割に、見学代をしっかり徴収しようとするのがどうも気に入らなかった。

写真を撮るにはいくらかチップを、と地球の歩き方などにも書かれていたけれど、写真を撮ろうとしなくてもかなりしつこくお代を迫ってくるから閉口しちゃう。まぁ見せてもらったからにはタダじゃいかん、と思って少し渡したけどね。なんか商売っけがビシバシ感じられて、ちょっと嫌だったな。彼らもこれで生活費を稼いでいるんだろうから必死なのはわかるけど。

いったんお金を渡すと、さぁさぁ一緒に写真を撮ろう、どうぞどうぞステージへ!と一気に親しげに関わってくる彼らであった。そしてせっかく記念撮影の段になって、コイときたら、怖がってるのか照れてるのか?私の足にしがみつく始末…。な、なさけないぞー。

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お土産店でおもしろかったのは、楽器屋さん。ヘコヘコを買おうと思ったけど、持ち歩くのが嫌だなぁと思ってやめちゃった。小さくて可愛い楽器が揃っていたから、ちょっと楽しいお土産としてピッタリだなぁと思ったんだけどね。

ダンナはolodumの公式Tシャツを買っていた。オロドゥンとは、サルバドールを代表する人気パーカッションバンド。シンボルマーク入りグッズがたくさん売られていた。

ところでここは、かつて奴隷市場だったところで、地下には当時のままの雰囲気が残っているとか…今回は時間がなかったので、あまりゆっくり見られなかったし、地下にも行けなかったから全然わからなかったけれど。

メルカド・モデーロの屋外広場には、やはりお土産を扱う露店がたくさん出ている。

ここで私は、髪結いをしてもらった。バイーアの女の子がよくやっている、細い細い三つ編の編み込みヘアー。一度やってみたかったんだよね〜。15へアイス(約800円:2007年現在)で30分ほどで出来るというので、お願いしてみた。いくつかスタイル見本があったけど、私は思い切って前髪全体を編みこんでもらうスタイルにした。

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広場でいくつもイスを並べて、いろんな髪の色の女の人が編みこんでもらっている。私はもちろん東洋人代表って感じ。ここのお客としてはもちろん、サルバドール自体、東洋人がすごく少ないんだなぁ…観光していても、ほとんどアジア系の顔を見ることがなかったよ。

出来上がった私の頭は… そこだけ見ればもう、バイーア娘そのもの。しかし顔が日本人ですから…。

前髪がかなり引っ張られて頭皮の刺激バツグン、っていうかちょっと痛いよ!という感じだったけど、スッキリして結構気に入った私である。

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それからまたエレベータで上町に戻った。

エレベータを降りたところに、怪しげな日本語交じりで話をする、自称観光ガイドというお兄さんがいた。もちろん彼にお世話になるつもりはさらさらなかったけれど、ちょうどお昼時だったので、バイア料理が美味しいレストランはないかと聞いてみた。もちろん聞くだけのつもりで。

そしたら彼はご丁寧に私達を案内しようと歩き出した… うーん、こりゃ多少ガイド料は払わなきゃならないな、と思いつつ、もう面倒だったのでついていくことにした。

途中、もんのすごいスコールみたいな雨が降り出して、みんなで適当な軒下に入って雨宿りした。小降りになる時を見計らって少しずつ移動し、やっと目的のレストランに着いたら。なんか結構リッチな感じなんですけど?もっと庶民的で、バイアらしいレストランがいいんですけど?

でももう面倒なので、そこに入ることにした。席も空いていたし、まぁ雰囲気は悪くなかったのでね。

レストランの名は「Mama Bahia」。バイーアのママって意味かな。こじゃれてて、新しいお店だった。メニューは普通とのブラジル料理いう感じ。料理はまぁそれなりに結構おいしかったような記憶が…。

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良かったのは、このレストランの前の通りが、小さなパレード隊の通り道だったこと。ちょうど食事を待っている間、頭に大きなハリボテをつけた人形隊が賑やかに通り過ぎた。これには子供達も大喜び!歴史的な小道と小さなパレード。なんとも絵になるシーンであったよ。

食事の後、また少し広場を歩いて、まもなく始まるであろうパレードの準備風景などを見た。前にも書いたけど、サルバドールでは市内数ヶ所がパレード会場になり、そのうちのひとつがここ歴史地区なのだ。

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規模は小さいけど、家族連れが楽しめる、ほのぼのとしたカルナヴァルなのだろう。ここももっとゆっくりできれば良かったけど、夕方が近づいてきたので、ホテルに戻ることにした。

タクシーを乗ろうとうろうろしていたら、レストランに案内してくれた怪しい日本語交じりのお兄さんにまたも遭遇した。タクシー乗り場を聞いたら、やはり連れて行ってくれたのはいいけれど、そのタクシーのぼったくりようと言ったら!

ホテルまでなんと80ヘアイスですってよ!(約4500円)

行きは15ヘアイスだったんだよ!(約850円)

いきなり5倍ですか!!

そんなの高すぎるよ、だって行きは15ヘアイスだったんだよ。と、もちろん値下げ交渉するも、

「今はカルナヴァルだから、かなり遠回りしないといけないから

カルナヴァル価格だから

と言って、なかなか下げようとしない。

じゃあいいよ、他で探すから!と言って立ち去ろうとしたら、35ヘアイスまで下げてきた。それだって倍以上だよ!

だけど時間もなかったし、本当にかなり遠回りしなきゃ帰れないのかもしれないから(ブラジルは一方通行が多いから、行きと帰りで大きくルートが変わることが多々ある)、結局35ヘアイスで乗ることにした。

それにしてもすごいボリようだよね?80ヘアイスで乗っちゃう外国人客もいるってことだろうか。
やはり、
この国では強気で交渉することが必要である…。

ホテルに戻り、シャワーを浴びて一休みしたら、いよいよ夕方のパレード参加である。子どもたちは、事前にお願いしておいたシッターさんに部屋に来てもらって一緒に過ごしてもらうことになっていた。

どうやら、非番の客室係のおばさんがシッター役をしてくれるらしい。人の良さそうな黒い肌の40代くらいのおばさんであった。

いつでもどこでも誰でも、楽しく一緒に遊んでくれる人ならOK!という我が家の子どもたち、彼女にもすぐになついたようで一安心。

例のパレード用Tシャツを身に付け、いざ、喧騒の街へと繰り出した―――。

(5)につづく
(5)ダニエラ・メルクリと踊る夜…馬鹿騒ぎのブロッコ(二日目パレード参加編)
(6)バイアの人気歌手続々登場!のカマロッチ体験(三日目パレード鑑賞編)