Rota das Emoções |
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3日目 ジェリコアコアラ3日目は乗馬。 もともと乗馬が第一目的というわけではなく、町の名所の一つである「Pedra Furada」(ペドラ・フラーダ、穴あき岩)を見に行きたかったのよ。そこに行くには、結構な距離を歩くか、またバギーをチャーターしていくか…もしくは馬で行くかしかない、と。 季節によっては、かつ、引き潮時に限っては、海沿いを割と楽に歩いて行けるらしいんだけど、この日はそれは難しいと。 我々、子連れなので、延々歩くのは無理、もとい、歩かせるのは無理。となると馬にお願いしましょうってことで、乗馬ツアー(一人1時間R$15)に。 パタゴニアなどですでに子どもたちも乗馬経験済みなので、怖がることもなく余裕で一人1頭でまたがって進む。3歳の次男には小さめの馬をあてがってもらえました。そして、ゆっくりゆっくり、物足りないくらいのスピードで、周りの景色を楽しみながら進む…。 余裕でデジカメ撮影も可能。 昨日バギーで通った道なんかを馬で歩いてみると、また違った景色に見えてくる。馬の目線は高くて気持ちがいいのよね。 ご覧の通り、緑があおあおと茂っていて、時々馬は草を食べようとするの。 信じられないけど、この緑も、雨期だけの光景なんだそう。12月〜3月くらいまでは、完全に白い砂漠状態になるんだそうです。 馬を崖の上に止めて、さぁここからは歩いて海辺まで下りますよ。 スニーカーじゃなきゃつらいような、結構な急な斜面をすべらないように慎重に海に向かって下ります。一応、細い道になっているけど、とにかく滑りやすいから注意。 海の入口に見える、お腹に穴が開いたクジラみたいな形の岩が、ペドラ・フラーダ。遠くから見るとそんなに巨大じゃないんだけど… 実際はこの大きさ。穴の部分は大きなアーチになってて、くぐれます。 だけど割と波が荒いので、ちょっと怖い。 ちなみにここの海辺は遊泳禁止だそうで、海に入ろうとした人がすぐさま監視員に注意されてました。監視員がいるのね一応…。 6〜8月には、この穴の部分にちょうど夕日が沈むそうで、それはそれは美しいんだそう。見てみたいなぁ。 海に入れない代わりに、ここのビーチは貝拾い、石拾いがとても楽しいの。小さくてきれいなまんまるの石がたくさん! このまま小瓶に詰めたらお土産品完成!となりそうな、形のいい可愛い小さい貝殻もいっぱいあって、子どもたちはもう夢中で砂にはいつくばっていました。いくつか持ち帰り、写真立ての周りにボンドでくっつけて、手作り貝殻フォトフレームにしましたよ。 こういうビーチは、ブラジルに来て初めて見たなぁ。 斜面を登ってまた馬のもとに戻る途中、可憐な小さい花が咲いていました。これも今の時期しか咲かないのかと思うと、なんとも愛おしく思え…。それこそ、小さい鈴くらいの白い花でした。 帰りもゆっくりと馬にまたがり、セントロまで戻ってきました。そういえばジェリのビーチを写してなかったわ…と思い一枚。青空じゃないので綺麗さがいまひとつなのが残念。 だけど、等間隔にきちっと並んだビーチパラソルはなかなか素敵。すっきりしている。こういうビーチもブラジルでは珍しいと思うわ。 どんだけシーズンオフなの…と言いたくもなりますが(苦笑) ビーチ沿いのこじゃれたレストラン、Mosquito Blue(モスキート・ブルー)でランチ。ここはホテルもあって、このあたりでは高級なカテゴリー。ランチもそれなりにするけれど、都市の価格と比べたらやはりリーズナブルでうれしい。 何より、海を眺めながら、潮風に吹かれながらのランチは最高!! ここでふたたびスズキのムニエルをいただきました。やはり美味しい。大好きなジャガイモが必ず入っているのがこのメニューのうれしいところ。ケッパーの風味もスズキにピッタリ。付け合わせのブロッコリーご飯はもはやブラジル料理の定番ですね。 レストランでぼーっとしていると、いろんな物売りが近づいてきます。たとえば、ニットのワンピースや帽子を売るおばさん。ずだ袋いっぱいに商品を詰め、あれこれと出して勧めてくれます。料理が来るまで暇だったから、おばさんの商売トークについ付き合ってしまいました。試着もしてみたりして。 しかしニットワンピースってのはどうも似合わない…なんか中途半端にいやらしい感じで。似合うカラダが着れば似合うんだろうけど、私のボディにはちょっと… ということで結局、アイボリーの帽子を購入。その後の砂丘歩きに役立ちましたわ。 写真はないけど、この街の名物だと「Torta de banana(バナナのタルト)」を売りに来たおばあちゃんもいい味出してた。そしてこのタルトってのが本当に美味しかった!結構大きくて100円程度というのも嬉しい。しつこいけどオフシーズンだったのであまり売れてなくて気の毒だったなぁ。 ランチ後、腹ごなしの散歩ということで、海沿いを東に向かって歩いてみました。引き潮で、砂浜がやたらと広くておもしろいの。 しばらく歩くと、魚の網を引いている男性陣発見。漁師さんたちだね。 何がとれたのか見せてもらったら… かごには山のようなエビ!!! しっかりボディのこんな魚もとれたようです。魚に疎くて、名前がわからないのが残念。聞いたけど覚えていられない名前だった…確か。 左手には太刀魚か?? 今日の晩御飯にするんですって。 今日の晩御飯まで待ちきれないグループも。 その場で網で焼いてました。なななんて美味しそうなんだ!!!!! ここに醤油をたらしていただきたい…。しかしもちろん醤油などあるわけがなく。みなさん塩で食べているようでしたよ。 ビーチを背に内陸に入ると、どこからか太鼓の音が…。何かのバンドの練習だろうか…。 バンドの音に引き寄せられるように、音の方向に向かって走り出す長男。 音は丘の上から聞こえてくるんだけど、がんがん走って上っていく。(写真中央の青い海パン) 上りつめた先にいたのは、小さなバンドでした。サンバっぽい軽快な音楽を、歌いながら奏でていたから、何か町のミニバンドの練習かしら〜と思って聞いたら。 なんと。 エヴァンジェリコの方々でした。 エヴァンジェリコとは宗教の一派で、若い人に割と多かったりする。宗教の中にもバンド。なんかブラジルらしいですねぇ。 丘の上で町を見下ろしながら、実に気持ちよさそうに演奏してくれましたよ。 |
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