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Rota das Emoções
【2009年5月下旬の旅レポート】
1日目 フォルタレーザからバスでジェリコアコアラへ
2日目 今だけのお楽しみ、砂丘と湖へブギーツアー
3日目 馬でペドラ・フラーダへ、そして夕日の丘
4日目 ジェリからパルナイーバ、デルタのボートツアー
5日目 海沿いのワイルドドライブからカブレー、アチンスに到着
6日目 レンソイスのマイナースポット、だけど大好きなアチンスで過ごす1日
7日目 期間限定の「海に落ちる滝」、そしてプレギッサ川でバヘリーニャスへ
8日目 これぞレンソイスマラニェンセス、ラゴア・アズールへのツアー
9日目 サンルイスの街、駆け足観光…最後はブラジリアで

今回利用した宿とレストラン

3日目

ジェリコアコアラ3日目は乗馬。
もともと乗馬が第一目的というわけではなく、町の名所の一つである「Pedra Furada」(ペドラ・フラーダ、穴あき岩)を見に行きたかったのよ。そこに行くには、結構な距離を歩くか、またバギーをチャーターしていくか…もしくは馬で行くかしかない、と。
季節によっては、かつ、引き潮時に限っては、海沿いを割と楽に歩いて行けるらしいんだけど、この日はそれは難しいと。

我々、子連れなので、延々歩くのは無理、もとい、歩かせるのは無理。となると馬にお願いしましょうってことで、乗馬ツアー(一人1時間R$15)に。

パタゴニアなどですでに子どもたちも乗馬経験済みなので、怖がることもなく余裕で一人1頭でまたがって進む。3歳の次男には小さめの馬をあてがってもらえました。そして、ゆっくりゆっくり、物足りないくらいのスピードで、周りの景色を楽しみながら進む…。
余裕でデジカメ撮影も可能。



昨日バギーで通った道なんかを馬で歩いてみると、また違った景色に見えてくる。馬の目線は高くて気持ちがいいのよね。
ご覧の通り、緑があおあおと茂っていて、時々馬は草を食べようとするの。
信じられないけど、この緑も、雨期だけの光景なんだそう。12月〜3月くらいまでは、完全に白い砂漠状態になるんだそうです。


馬を崖の上に止めて、さぁここからは歩いて海辺まで下りますよ。



スニーカーじゃなきゃつらいような、結構な急な斜面をすべらないように慎重に海に向かって下ります。一応、細い道になっているけど、とにかく滑りやすいから注意。

海の入口に見える、お腹に穴が開いたクジラみたいな形の岩が、ペドラ・フラーダ。遠くから見るとそんなに巨大じゃないんだけど…





実際はこの大きさ。穴の部分は大きなアーチになってて、くぐれます。
だけど割と波が荒いので、ちょっと怖い。
ちなみにここの海辺は遊泳禁止だそうで、海に入ろうとした人がすぐさま監視員に注意されてました。監視員がいるのね一応…。


6〜8月には、この穴の部分にちょうど夕日が沈むそうで、それはそれは美しいんだそう。見てみたいなぁ。



海に入れない代わりに、ここのビーチは貝拾い、石拾いがとても楽しいの。小さくてきれいなまんまるの石がたくさん!
このまま小瓶に詰めたらお土産品完成!となりそうな、形のいい可愛い小さい貝殻もいっぱいあって、子どもたちはもう夢中で砂にはいつくばっていました。いくつか持ち帰り、写真立ての周りにボンドでくっつけて、手作り貝殻フォトフレームにしましたよ。
こういうビーチは、ブラジルに来て初めて見たなぁ。




斜面を登ってまた馬のもとに戻る途中、可憐な小さい花が咲いていました。これも今の時期しか咲かないのかと思うと、なんとも愛おしく思え…。それこそ、小さい鈴くらいの白い花でした。



帰りもゆっくりと馬にまたがり、セントロまで戻ってきました。そういえばジェリのビーチを写してなかったわ…と思い一枚。青空じゃないので綺麗さがいまひとつなのが残念。
だけど、等間隔にきちっと並んだビーチパラソルはなかなか素敵。すっきりしている。こういうビーチもブラジルでは珍しいと思うわ。
どんだけシーズンオフなの…と言いたくもなりますが(苦笑)




ビーチ沿いのこじゃれたレストラン、Mosquito Blue(モスキート・ブルー)でランチ。ここはホテルもあって、このあたりでは高級なカテゴリー。ランチもそれなりにするけれど、都市の価格と比べたらやはりリーズナブルでうれしい。
何より、海を眺めながら、潮風に吹かれながらのランチは最高!!

ここでふたたびスズキのムニエルをいただきました。やはり美味しい。大好きなジャガイモが必ず入っているのがこのメニューのうれしいところ。ケッパーの風味もスズキにピッタリ。付け合わせのブロッコリーご飯はもはやブラジル料理の定番ですね。





レストランでぼーっとしていると、いろんな物売りが近づいてきます。たとえば、ニットのワンピースや帽子を売るおばさん。ずだ袋いっぱいに商品を詰め、あれこれと出して勧めてくれます。料理が来るまで暇だったから、おばさんの商売トークについ付き合ってしまいました。試着もしてみたりして。
しかしニットワンピースってのはどうも似合わない…なんか中途半端にいやらしい感じで。似合うカラダが着れば似合うんだろうけど、私のボディにはちょっと…
ということで結局、アイボリーの帽子を購入。その後の砂丘歩きに役立ちましたわ。


写真はないけど、この街の名物だと「Torta de banana(バナナのタルト)」を売りに来たおばあちゃんもいい味出してた。そしてこのタルトってのが本当に美味しかった!結構大きくて100円程度というのも嬉しい。しつこいけどオフシーズンだったのであまり売れてなくて気の毒だったなぁ。





ランチ後、腹ごなしの散歩ということで、海沿いを東に向かって歩いてみました。引き潮で、砂浜がやたらと広くておもしろいの。
しばらく歩くと、魚の網を引いている男性陣発見。漁師さんたちだね。
何がとれたのか見せてもらったら…



かごには山のようなエビ!!!




しっかりボディのこんな魚もとれたようです。魚に疎くて、名前がわからないのが残念。聞いたけど覚えていられない名前だった…確か。
左手には太刀魚か??
今日の晩御飯にするんですって。




今日の晩御飯まで待ちきれないグループも。
その場で網で焼いてました。なななんて美味しそうなんだ!!!!!




ここに醤油をたらしていただきたい…。しかしもちろん醤油などあるわけがなく。みなさん塩で食べているようでしたよ。



ビーチを背に内陸に入ると、どこからか太鼓の音が…。何かのバンドの練習だろうか…。
バンドの音に引き寄せられるように、音の方向に向かって走り出す長男。
音は丘の上から聞こえてくるんだけど、がんがん走って上っていく。(写真中央の青い海パン)




上りつめた先にいたのは、小さなバンドでした。サンバっぽい軽快な音楽を、歌いながら奏でていたから、何か町のミニバンドの練習かしら〜と思って聞いたら。
なんと。
エヴァンジェリコの方々でした。 
エヴァンジェリコとは宗教の一派で、若い人に割と多かったりする。宗教の中にもバンド。なんかブラジルらしいですねぇ。
丘の上で町を見下ろしながら、実に気持ちよさそうに演奏してくれましたよ。



4日目 ジェリからパルナイーバ、デルタのボートツアー へ