Rota das Emoções |
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9日目 サンルイスの街、駆け足観光…最後はブラジリアで いよいよ旅の最終日、9日目であります。午後の飛行機の時間まで、軽く旧市街めぐりをすることに。 泊まった宿がまさに旧市街のど真ん中にありまして、窓からの眺めはこんな感じ。サルバドールで言うとペロウリーニョに宿を取った状態ですね。 宿を出て少し歩くと、そこはもう、タイル張りの美しいポルトガルの街並み風。あ、いや、ここはフランス人が建設した町だから、フランス風と言うのが正しいのでしょうか。 カラフルなペイントで塗られたサルバドールの旧市街と違い、建設当時のままの古びた、でも綺麗な模様のタイルが残されていて味わい深いのです。 近郊の街から来たと思われる中学生くらいの社会見学グループ?がいました。日本人はここでも非常に珍しいため、思いっきりカメラを向けられる私たち…。負けずにこちらからも撮影! 旧市街にあった観光案内所にて。ベストシーズンのレンソイス・マラニェンセス国立公園のポスターがあったので思わず。ほら、今回の砂の色(ベージュ)と違って真っ白でしょ。これが、ここの一番美しい時期の姿なのね…と思うと、ますますリベンジ欲が高まりますねぇ。 たまたま立ち寄った郷土資料館(?)正式名称を失念してしまいましたが、ここがなかなか見どころ多くて良かったのです。地域にまつわる品々…農業の道具や漁業の道具、それにインディオ関連の品々などに加え、マラニョン州で活躍したミニチュア手作り人形作者のNhozinho(ニョジーニョ)おじさんの作品が素晴らしかった! 高さ10センチほどの小さな人形はすべて手作りで、ものすごく精巧なの。買って帰って飾りたい…けど残念ながらどれも非売品。そりゃそうです、すべて一点ものですもんね。下の写真は、サン・ルイスの名物祭り、ブンバ・メウ・ボイをモチーフにした作品です。とてもよく出来ています。 さらっと旧市街を散歩した後、タクシーでランチをするためのレストランに向かいました。途中、大きなスーパーがあったので立ち寄りました。地方に来るとスーパーめぐりをするのが私たちの趣味の一つであります。 そこで目を引いたのは、やっぱりこれ!ピンクのガラナ・・・。奥に見えるクアッチガラナが肩身狭く見えるほど、堂々と、大々的に並べられていました。すごい。 さて、お目当てのランチスポットは、地元の人で週末は大賑わいと評判の店。タクシーの運転手さんにも、「今日はきっと並ぶことになるよー」と脅されつつ連れてきてもらった次第。 そしてラッキーにも待たずに入店出来たのであります。正午少し前だったのが功を奏したか。(その後、確かにお客さんがガンガンやって来て、ウェイティングスペースがすぐにいっぱいに…) こちらの名物は、巨大な巨大なCarne de Sol(カルニ・ジ・ソウ)。いわゆる干し肉のステーキです。これ、ノルデスチ全般で出てくる肉ですけど、店によっては塩辛すぎたり固すぎたりして、当たり外れが非常に大きいメニューの一つ。これだけ大きいのがまずかったらどうしよう…と思いつつ、一番人気のメニューだというからそれを信じてオーダー。 幸い、評判にたがわず、非常に美味でびっくり。こんなに大きいのに柔らかくて味わい深くて。そして肉を頼むと自動的にセットで付いてくるご飯やフェイジョンなどがまたボリューム満点。正直、大人二人と子ども二人じゃ食べきれません〜。 満腹で店を出て、ふたたびタクシーで空港へ。途中、信号機までタイルデザインだったのに感動して一枚。可愛いよね。 さて、旅はサン・ルイスで終わりではありません… なんと、乗り換え地のブラジリアで3時間ほど時間が空いたので、早回り市内ツアーに出てしまいました。(時間が空いたというか、あえて3時間ほど余裕がある便を選択したとも言いますが) タクシーで夜のブラジリアをぐるっとひとめぐり。思ったより広い街なので、タクシーメーターが容赦なく上がっていくのが怖かったけど(笑)、まぁせっかく来たんだし…ということで大盤振る舞い。 美しいオスカー・ニーマイヤー作のモダン建築を、ライトアップで堪能させてもらいましたよ。カテドラル、闇に白く浮かび上がってとてもきれいでしたねぇ。 そしてしめくくりはなんと!ブラジリア在住の友人家族とそのお友達たちのお食事の席に合流させてもらっちゃいました〜。急な連絡だったのに、なんて素敵な宴会が実現!!持つべきものは友ですなぁ。 サルバドールではちょっと食べられないような美味しい中華料理に大満足!日本人に囲まれての賑やかなおしゃべりにも大満足! 一粒で何度もおいしい今回の旅。最後まで大充実の9日間でありました。 |
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→今回利用した宿とレストランへ |